関節部分の軟骨のすり減りや損傷を修復したり強化したりと、健康のサポートをしているものがグルコサミンです。
グルコサミンの特徴
ブドウ糖とアミノ酸が結びついたアミノ糖という物質の一つで、軟骨を構成するプロテオグリカンという大切な成分の原料になっています。
- 細胞と細胞をつなぎ合わせる
- 新陳代謝を活性化させる
- 炎症を鎮める抗炎症作用
- 関節の動きをスムーズにする
- ドロドロの血液をさらさらにする
- 血行を促進する
- 血栓予防
- 動脈硬化予防
関節の動きをスムーズにする
グルコサミンの特徴は細胞と細胞をつなぎ合わせる役わりがあって、新陳代謝を活性化するだけでなく関節の動きをスムーズにする働きがあります。
肘や膝などをスムーズに曲げ伸ばしができる重要な成分ですが、加齢とともに体内での生成能力がおとろえてしまう成分でもあります。
加齢だけでなく運動不足、肥満によっても生成能力がおとろえてしまうため、50代を過ぎると膝に痛みをもつ人がふえてきます。
最近は若い世代でも食生活などの乱れによってこの成分不足から新陳代謝がおとろえ、肘、足首などに障害をもつ人が出始めています。
炎症を鎮める抗炎症作用
更にもう一つの特徴は骨の修復だけでなく痛みがでてしまった場合は、根本的な原因の炎症を鎮める抗炎症作用があることです。この抗炎症作用で膝などの痛みの緩和に、かかせない成分です。
さらにドロドロの血液をさらさらにする効果、血行を促進する効果などが血栓予防や動脈硬化などにも効果があり、様々な分野から期待されています。
グルコサミンの効果効能
グルコサミンは、関節痛を改善する効果があります。
関節痛は、軟骨がすり減ることで関節の骨同士がぶつかるためにおきます。
そのため、関節痛を治すには軟骨の機能を向上さえる必要があります。
軟骨の主成分を作る働きがある
- 軟骨を修復して再生
- 軟骨の強度を高め柔軟性を高める
- 細胞の炎症を抑えたり、血小板が固まるのを抑える
グルコサミンには軟骨の主成分であるプロテオグリカンを作る働きがあり、軟骨を修復して再生できるため、関節痛を改善できるのです。
ほかにも、グルコサミンには軟骨の強度を高め柔軟性を高める働きがあります。
軟骨芽細胞という骨を作る細胞を刺激し、軟骨の生成を促進して、関節のスムーズな動きを高めるからです。
また、細胞の炎症を抑えたり、血小板が固まるのを抑える効果があります。
グルコサミンとコンドロイチンは一緒に摂取しましょう
グルコサミンは加齢とともに減少してしまうのですが、積極的に摂取することで改善できます。
そのときは、コンドロイチンも一緒に摂りましょう。
コンドロイチンは、軟骨の構成物質であるプロテオグリカンの成分の一つです。
水分を維持し弾力を与えたり、軟骨の破壊を抑制したりする働きがあります。
一緒に取ることで効率よく軟骨を保護し再生できます。
グルコサミン&コンドロイチンのサプリ
摂取の方法ですが、グルコサミン&コンドロイチンのサプリがいいでしょう。
もともと、カニやエビなどの甲殻類の外皮を形成するキチン質に含まれているのですが、食べても吸収できないのです。
ですから、体内で吸収しやすいように抽出されたサプリで補給するのがいいでしょう。
グルコサミンサプリ選びで気を付けること
グルコサミンは膝・肘・腰などの関節の痛みやその予防効果があり、グルコサミンサプリで摂取できます。
グルコサミンサプリの種類
原料はカニなどの甲毅類ですので、製造方法は塩酸処理・硫酸処理・酵素処理などが用いられています。
このため、グルコサミンサプリの種類によって含有量や吸収率が違ったりします。
塩酸処理と酵素処理の違い
- 【塩酸処理】
硫酸処理より純度が高く、吸収も約1.3倍高い
一日当たりの摂取目安量は1500mg - 【酵素処理】
N-アセチルグルコサミンと呼ばれ、塩酸処理のものより吸収率や浸透率が優れている
一日当たりの摂取目安量は800mg
塩酸処理は硫酸処理より純度が高く、吸収も約1.3倍高いと言われています。
また、酵素処理はN-アセチルグルコサミンと呼ばれ、塩酸処理のものより吸収率や浸透率が優れています。
塩酸処理の場合一日当たりの摂取目安量は1500mg程度ですが、酵素処理した製品であれば800mgで同じ効果が得られると言われています。
注意点
また、近年はより効果を高めるために成分にコンドロイチンを配合したものが多く販売されています。
自分にあったサプリを選ぶときは、必ずラベルを読んで製造法や1粒当たりの含有量を確認してください。
摂取する量を守っていれば、ほとんど副作用はありませんが、カニやエビなどの甲毅類にアレルギーがある人は摂取しないでください。
また、持病で糖尿病や高脂血症あるいは高血圧などがある場合は摂取をしない方が無難ですが、摂取する場合は医師に相談したりするなど十分注意しながら服用するようにしてください。
- 製造法や1粒当たりの含有量を確認すること
- カニやエビなどの甲毅類にアレルギーがある人は摂取しない
- 糖尿病や高脂血症あるいは高血圧などがある場合は摂取をしない
グルコサミンを飲み始める年齢
膝や関節に痛みや違和感を感じ始める年齢というのは人によって違うので、激しい運動をしているなどの理由で酷使している人の場合は、20代から悩まされていることもあります。
しかし一般的には40~50代頃から感じるようになるので、歩くだけでも辛いという方はサプリで対処するようにしましょう。
痛みの原因
痛みや違和感を感じる理由は、関節に含まれているグルコサミンの量が減少したからです。
骨のクッション部分が少なくなったので、軟骨がすり減ってしまい、それで歩いたり、階段の上り下りをするたびに痛いと思うようになるのです。
実はこの成分は10代から少しずつ減っていて、20代には生まれたときの半分ほどになっていますから、足りない成分はサプリで補うようにしてください。
子供の摂取について
子供が膝を痛がると、サプリを飲ませるべきかと、悩んでしまう保護者の方もあるようですが、成長期のあいだは体内に十分にある成分なので、わざわざ子供の摂取を考える必要はありません。子供には軟骨を生成する能力が備わっていますから、たとえ関節痛を訴えたとしても、それは軟骨が磨り減ったためではなく、成長痛だと思うべきです。
下手にサプリで摂取すると、体内でグルコサミンを生成する能力が衰える可能性があるので、20代になるまでは飲ませない方が良いでしょう。
グルコサミンは関節症以外にもさまざまな効果が
グルコサミンという成分について、大半の人が関節痛の予防と改善に効果があるものとして認識しているでしょう。
この成分はカニやエビなどの甲殻類の殻に含まれていますが、人体にも存在します。
軟骨成分として有名
軟骨に多く存在するため軟骨成分とも呼ばれます。
軟骨は骨と骨をつないで関節を支える役目を果たしますが、年齢とともにすり減っていきます。
これが関節痛の原因です。
軟骨成分は軟骨を強化して動きを活性化させる働きがあるため、軟骨の損傷から生じる痛みを予防・改善するのに効果があると言われているのです。
グルコサミンの効果
しかし、他にも効果があることはあまり知られていません。
グルコサミンには血小板の凝集能力を抑制高血圧して、血行を促進する働きがあります。
つまり血行不良に起因する高血圧、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞の予防効果があります。
また血行が良くなることで、肌が整ったり育毛剤として働いたりもします。
- 育毛剤
- 血行促進
- 美肌
- 高血圧
- 動脈硬化
- 心筋梗塞
- 脳梗塞
グルコサミンは関節痛対策だけではなく健康にも美容にもさまざまな効果をもたらす成分ですが、十分な効果を得るには継続して飲むことが重要です。
最近では多くのメーカーからサプリメントが販売されています。
ここで述べたような症状がある人は一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
グルコサミンで階段の昇り降りが楽に・・・
階段の昇り降りにズキンとした痛みが
元々太っているため、娘からも「将来膝に負担がかかるよ」と言われていました。
これまでは特に問題は無かったのですが、とうとう娘が言っていたとおりになってしまいました。
60歳を過ぎた頃からどんどん膝の痛みを感じるようになりました。
膝の関節に負担がかかっているようで、昇り降りをする度にズキンとした痛みを感じてしまいます。
はじめは半信半疑でしたが・・・
とにかく不快な痛みで、だんだん二階へ行くのも億劫になっていました。
そんな私を見て、娘がプレゼントしてくれたのがグルコサミンです。
これまでサプリメントを飲む習慣がなかったので、「こんな小さな粒で、本当に膝の痛みが無くなるの?」と半信半疑でした。
2か月後ぐらいからだんだん痛みが緩和された
最初の1ヶ月ぐらいはあまり変化が感じられなかったのですが、毎日続けると2か月後ぐらいからだんだん痛みが緩和されていきました。
「もしかして効果が出てきたのかな?」と思うようになってからは、どんどん痛みも無くなっていきました。
本当に感謝
最近は膝への負担を軽くしようと、ウォーキングをして痩せる努力もしています。
以前なら少し歩いただけでも膝に痛みを感じていましたが、今では1時間ほど歩いても全く痛みは感じません。
もちろん階段の上り下りも問題なく、娘にグルコサミンを勧めてもらって本当に感謝しています。