ヒアルロン酸とは!?ヒアルロン酸の働き

ヒアルロン酸ヒアルロン酸

保湿に効果的な成分として人気のヒアルロン酸ですが、もともとは人間の体の中に存在しているもので様々な働きを行っているのが特徴の成分になります。
関節の中には「関節液」「軟骨」があり、それがクッションのような働きをして、骨同士がぶつかることなく衝撃から守っています。

ヒアルロン酸とは

私たちの身体はヒアルロン酸が水分を保持しているため、柔軟に関節を動かすことができるのです。

様々な働きを持つヒアルロン酸

様々な働きを持つヒアルロン酸

ヒアルロン酸は皮膚や関節、目などに存在しており骨の中では関節液や軟骨の水分を保持する役割があります。
そしてヒアルロン酸は関節の動きをよくする潤滑作用やクッションのように衝撃を吸収する働きをしています。
皮膚の中では細胞同士を繋ぎ合わせる働きがあり、水分を抱え込んでいます。
肌の乾燥を防いでハリを与えています。

  • 関節の動きをよくする潤滑作用
  • クッションのように衝撃を吸収する
  • 皮膚の中で細胞同士を繋ぎ合わせる
  • 水分を抱え込む
  • 肌の乾燥を防いでハリを与える

ヒアルロン酸の保水効果

ヒアルロン酸 保水効果
ヒアルロン酸は美容と肌の健康に欠かせない成分です。
細胞と細胞との間に多く存在していて関節や皮膚の潤い保つ働きをしています。
特に体内の水分の保水力保持という役割があります
その保水効果によって、ヒアルロン酸は関節液や軟骨の水分を保持して、動きを滑らかにするという働きがあります。
ヒアルロン酸は、コラーゲン、エラスチンといった美肌成分の隙間にも存在していますので肌のハリを保ち、そのおかげで皮膚がカサカサせず潤いを維持できるのです。

ヒアルロン酸の成分

ヒアルロン酸との大切な成分を増やすためには、注射といった方法もありますが、体内の細胞の活性化を促すことで増やすことができます。
細胞の活性化を促す成分としてナイアシンがあります。
ビタミンB群に属していてビタミンB3ともいわれています。
体の新陳代謝に不可欠な成分です。
ビタミンB群は皮膚や粘膜に働きかけ健康維持に役立っています。

更年期障害の改善にも

ヒアルロン酸を体内で増やすことは更年期障害の改善にも繋がります。
女性ホルモンが徐々に体内から減少していくこの時期には、体内の水分の保水力保持という大切な成分が少なくなりますので、肌のハリが無くなり関節痛といった症状もあらわれてきます。
更年期になると他にも様々な症状が出てきますが、上手にサプリなどを用いたりして体内で増やすよう心がけることで、更年期障害の改善になり辛い時期を乗り越えることができます。
しかし症状がひどい場合は婦人科で受診することが大切です。

ヒアルロン酸の歴史

美容皮膚科などで美容施術に利用されているヒアルロン酸は元々人間の皮膚や関節の中に存在している成分で、在り副作用が少ない事から注目を集めています。

歴史は1934年から

グルコサミンとコンドロイチン

このヒアルロン酸の歴史は1934年から始まりました。
牛の眼球の硝子体から分離した成分であることから、眼球に関わる手術に利用される事が多く在りました。
その後、変形性膝関節症の治療薬や慢性関節リウマチにおける膝関節痛や、肩関節周囲炎などにも効果を持つなどが判明したことで幅広い用途で活用されるようになりました。
尚、ヒアルロン酸の語源は硝子体の「Hyaloid」およびウロン酸の「Uronic acid」の2つを組み合わせて「Hyaluronic acid」と命名されたと言われています。
1934年
牛の眼球の硝子体から分離
1942年
犬の関節の創傷治癒に有効であることが判明
1958年
網膜剥離の術後に硝子体置換術に有効ということが判明
1960年
オーストリアで眼球手術の際に利用される補助剤として発売
1970年
競走馬の外傷性関節炎
1974年
変形性膝関節症に有効、
1979年
アメリカおよびカナダで眼球手術時の補助剤として発売

ヒアルロン酸 働き

ヒアルロン酸の働き

美容成分としてよく聞くヒアルロン酸ですが、どのような成分かご存知ですか。
これはムコ多糖類という成分の一つで、性質としてネバネバとしたぬめりがあります。
そしてこの成分は我々の体内にも多く存在しており、様々な効果を与えています。

水分保持

まず、ヒアルロン酸の成分には水分を抱え込む性質があり、細胞と細胞の間に存在することで細胞間を埋め、弾力のある組織にする効果があります。
そして我々の人体の約7割は水分と言われています。
その水分を保持する機能の一つとして働いているのがヒアルロン酸の成分なのです。
そしてヒアルロン酸の成分が関節に存在するため、関節の動きを滑らかにすることができるのです。
また、ヒアルロン酸は肌に存在することで潤いのある肌にすることができるのです。

加齢による減少

加齢によるヒアルロン酸の減少

しかし、体内のヒアルロン酸は加齢とともに減少します。
そのため関節においては軟骨のクッション性が減少することで、動きにくく関節痛などを生じるようになるのです
関節痛緩和のためにサプリメントにヒアルロン酸が配合されている場合もあります。
また年を重ねると肌は乾燥しやすく肌トラブルを起こしやすくなるのもヒアルロン酸の減少が関係しています。
そのため、スキンケアに保湿成分として、ヒアルロン酸の成分が配合されているのです。
肌から浸透させることで肌に潤いを取り戻すことができるからです。

ヒアルロン酸は私たちの強い味方です

ヒアルロン酸 働き
今の日本は健康を保つためのサプリメントがたいへん流行っています。
人間には、本来病気やけがを自分自身で回復、復元させていくというホメオスタシスの機能を持っています。これは恒常性の維持という自然治癒力であり、人間だけでなく動物もすべてこの能力を持っています。

自己再生機能が衰える

しかし加齢とともに、自己再生機能の機能も低下していきます。
また膝などの関節も年とともに軟骨がすり減っていき、自己再生機能が衰えてきます。
ここでヒアルロン酸が注目されてくるわけです。
ヒアルロン酸の成分は、保水力に優れるとともに柔軟性や弾力性を合わせ持っています。
人間の体の中にも存在していますが、関節などの部分にもあり、関節の動きをよくしたり、衝撃から守る役割をしています。

鶏のトサカや豚足に含まれる

ヒアルロン酸は鶏のトサカや豚足に含まれる

ところが年を重ねるうちに、このヒアルロン酸が減少していき、お肌の艶が無くなったり、関節の中で潤滑油の働きが失われてしまいます。
その成分は食品からも摂取することができます。
特に鶏のトサカや豚足に多く含まれています。
しかし食品だけでは補うことは難しい状況です。
このような場合には、サプリメントで補っていきましょう。
そのほうが吸収率が良く、効率的に体内へ取り込まれるからです。
いろいろなものが出回っていますので、自分に合うものを探していきましょう。

タイトルとURLをコピーしました