関節痛について:変形性関節症・関節リウマチ

関節痛について関節痛

関節になんらかの異常がおこり炎症して腫れると、関節炎になり痛みがともないます。

関節痛の種類

この痛みが関節痛で症状は腫れたり、固まったり、一カ所だけだったり、複数だったり炎症で痛みの種類も違います。

関節炎をおこして痛みのでる病気はたくさんありますが、一番代表的なものを紹介します。
関節痛について

変形性関節症

関節の痛みの原因で、一番多い代表的な病気が変形性関節症です。
骨と骨の間のクッションの役割をする軟骨が、老化によりすり減って変形することで炎症して痛みがでます。
一番多い膝関節では、長時間歩いた後や運動後に痛みがでてきます。
進行すると立ち上がるだけでも痛みがともないだんだん歩けなくなってきます。
また成人の股関節、膝関節、手関節、脊椎にもみられることがあります。
慢性的に時間がともなって変形するため、X線で異常が確認できます。

変形性関節症

関節リウマチ

3箇所以上の関節にも炎症がある場合は、関節リウマチの可能性が高くなります。
膠原病の一種で感染症による全身的な免疫異常が原因となり、左右対称にこわばりがでたり痛みがともなって腫れがあります。
関節痛のほか微熱、倦怠感、目や口の渇き、食欲不振などの症状がともないます。
進行すると関節の変形や機能障害をおこし、日常生活に困難を生じてきます。

関節痛を侮るなかれ

関節 変形
関節痛を放っておくと、関節が変形し、膝に水が溜まってしまうことがあります。
関節の形が変わることで、痛みが出る症状を変形性関節症といいますが、これは膝に起こりやすく、加齢や、激しい運動によって膝を酷使するためにおきます。

長年その状態が続いたり、強い負荷がかかかったりすると

肩の関節痛 症状

膝を酷使すると、歩いた時に筋や腱が張って痛みが出ますが、長年その状態が続いたり、強い負荷がかかかったりすると軟骨や半月板が変性します。
すると、関節が炎症をおこし、膝に水が溜まってしまうのです。
水が溜まる状態を水腫と言い、関節包から滑液が過剰に分泌されるために起こります。

滑液の働きと水が溜まる理由

滑液は関節をスムーズに動かす潤滑油のような役割をしており、ほかにも、血管の通っていない軟骨に栄養を与える働きをします。
しかし、炎症がおきたりすると、過剰に分泌されてしまうのです。
そのため、水が溜まる状態になります。

炎症を起こして滑液の過剰分泌が起きる

水が溜まってしまうと、関節内部の圧力が高まり関節が不安定になります。
すると、滑液に圧迫されて血流が悪くなるのです。
この状態では、曲げ伸ばしに痛みがでるため動かすことができず、さらに炎症を起こして滑液の過剰分泌が起きるという悪循環に陥ります。
関節痛を放っておくと関節の形が変わって、水が溜まりやすくなります。少しでも痛いと感じたら、整形外科で診察を受けるなど早めの対処を心がけましょう。

関節痛の予防と症状緩和

関節痛の予防と症状緩和
年を重ねると関節が動きにくくなったり、痛みを感じてしまう場合があります。
それを関節痛と言いますが、様々な原因が考えられます。
変形性関節炎リウマチ痛風などが挙げられます。
一般的な関節痛として知られているのが変形性関節炎です。

予防と緩和

この関節の痛みを予防したり症状を緩和するためには、運動やサプリメントを取り入れる、食事)を工夫することが必要です。

軽い運動

まず日常から取り入れることのできるのが体を動かすことです。
ストレッチやジョギング、筋トレなどを組みあわせて毎日行うことによって関節や筋肉を動かすことで痛みの緩和や予防になります。

食事で気を付けること

食事に気をつけることも重要です。
規則正しく栄養バランスの整った食事を心がけます。
取り入れたい栄養素としては、カルシウムやビタミンD、グルコサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸、コラーゲンなどが挙げられます。
これは骨を形成する上で必要だったり、軟骨を作る助けとなる栄養素のため日頃から摂取することが必要です。

サプリメントなどを利用

しかし、グルコサミンやコンドロイチンなどを食事から取るのは難しいため、効率的に摂取するためにはサプリメントなどを利用することがオススメです。

医療機関でケア

関節の痛みとなる病気は他にあるため、きちんと病院に行ってからケアをすることをオススメします。

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