更年期は悩みを一人で抱え込まないで:更年期離婚にも注意

更年期は悩みを一人で抱え込まないで 更年期の悩み

更年期障害の原因は「環境的要因」「本人の気質」などが複雑に絡み合って起こるといわれています。

更年期症状といっても人によって違いや程度があり、なかなか理解してもらえないことが多く、それがさらに悩みの元になり人間関係に悪影響をもたらしてしまいがちです。

更年期のこの時期は、仕事の責任も重くなり、家事・育児に加え、親の介護、子どもの受験・就職、自身の昇進など、ストレスを抱えがちになります。

自分ひとりで抱える悩みほど辛いものはありません。
辛い時は、家族を含めて周囲の人達に話してみるのはいかがでしょうか。
誰かの理解と協力があると心も身体も楽になります。

今回は更年期は一人で悩みを抱えず、家族や周囲の人と話し合うことの大切さについて書いていきたいと思います。

更年期症状とは

更年期は一人で悩みを抱えず、家族や周囲の人と話し合うことの大切さ

平均的な閉経年齢は50〜51歳ぐらい。これを挟んで前後5年、合計で10年を更年期と言います。個人差はありますが40代半ば~50代半ばの10年 夫婦間が更年期に当たります。

この時期は、ホットフラッシュと呼ばれる上半身ののぼせ、ほてり、発汗、肩こりや腰痛、不眠、イライラ、気分の落ち込み、めまい、膣乾燥といった様々な症状が表れたりします。
個人差があり、全ての女性に現れるわけではないのですが、中でも仕事や家庭生活などに支障が出るほど重い症状が続くケースを更年期障害と呼びます。

男性にも更年期がある

更年期というと女性のものと思いがちですが、男性にもあります。
発症するのは40代後半ごろからで、最も多いのは50~60代です(70~80代で症状を訴える方もいます)。

女性の用に様々な身体的あるいは精神的な症状が表れます。辛いのは女性の更年期と違って男性の更年期は認知度が低い事、そして症状が出る期間が長いことにあります。

男性更年期症状とは、加齢に伴う男性ホルモン(テストステロン)の低下によって引き起こされる症状です。

女性の更年期と違って男性の更年期が認知度が低く、男性のなかには心身の変調にうまく対応できない人もいるようです。ストレスから言動に変化が生じ、周囲に強い言葉を浴びせたり、大きな声を出す人もいます。

夫の更年期症状で妻の更年期が重くなり悪循環に陥るというケースも。

更年期は理解と協力を

更年期は理解と協力を

更年期障害について、不安なことや困ったことがあったら、ひとりで抱え込まず、誰かに相談してみることです。
更年期を正しく理解し受け入れ、そして協力しあうことができれば、この辛い時期を乗り切ることが楽になります。

夫や子供、親、友人、誰でも話しやすい人を見つけて打ち明けてみてはいかがでしょうか。
誰も相談する相手がいないというのであれば、婦人科や産婦人科、女性総合診療科に行ってみると良いでしょう。

また、本人が更年期症状であることに気づかないでいることもあります。
自分で更年期と気づけばまだ違うのでしょうけれど「まだまだ先のこと」「更年期症状とは知らなかった」と。
周囲の人間がそれとなく、そっと知らせてあげて、協力してして一緒に乗り切ってあげてうまくいくケースもあります。

更年期を乗り切った例

更年期を乗り切った例

些細なことでイライラする母を救った娘の一言

最近、感情の起伏が激しく、些細なことでイライラしたり落ち込んだりすることが多くなりました。
自分が更年期であり、これもきっとそのせいとは思っていても、感情をおさえきれなくなりつい家族にあたることもありました。

これまではなかった頭痛もするようになり、そのこともイライラの原因に。ますます家庭内の空気が悪くなっていきました。

そんなときに私の母が倒れ、介護をしなければいけなくなりました。
自分のことでも手一杯の中の慣れない介護。
やらなければならないことは山積みの状況です。

毎日ストレスを抱えていた私を救ったのが、大学生の娘の一言です。

「お母さん、いいよ、疲れてるんでしょ。私が代わりにするから。」

今まで家のことに無頓着だった娘が、率先して介護を手伝ってくれるようになったのです。
娘は娘なりに、私の変化を気にしていたのでしょう。
介護はまだ続いていますが、それがきっかけで心が楽になり、家庭の雰囲気も改善していきました。

娘に感謝です。

51歳女性 Aさん

更年期症状を隠してた妻

妻の変化は感じていました。
肌には張りがなくなり、髪はぼさぼさ、体重も増えたし、若々しさはだんだん失われていったのはわかっていました。

外見的なことは年齢と共に失われていいくのはわかっていましたが、それ以上に変化したのは「気力」です。

本来、妻は活発な方で、自分から進んで何か新しいことを見つけチャレンジするタイプでした。
それがここ数年は朝食の皿がシンクの中にあり、だるそうにソファに横になっている妻の姿をたびたび見かけるようになりました。

私の目には家事を「サボっている」としか映らず、それを追求するとトイレや風呂場に行き泣いているようでした。

職場の同僚にこの話をすると、帰ってきた言葉は意外な言葉でした。「奥さん、更年期が始まったんじゃ?」

更年期なんてまだ先のことだと思っていたので、はじめは疑い、けれど調べてみると更年期は平均45歳頃から始まると書かれており、合点が行ったのです。

「〇〇の奥さん更年期らしいよ、40歳半ばから始まるみたいだよ、お前もその年ごろだよなぁ」と会話の中でそれとなく盛り込んでみました。

どうやら、妻は自分の変化を私に隠していたようで、この言葉を聞くと「実はね・・・」と、妻がこれまで体験してきたことを話し出しました。

女性は自分から更年期を打ち明けにくいものなのだと実感しました。

49歳男性 Bさん

夫婦喧嘩の原因は更年期

夫は52歳、その妻47歳。それまでは平穏なふたりでしたが、お互いに身体の不調を持つようになり、それをわかってもらえないという不満を抱くようになりました。

理解してもらえない不満からだんだん波風が立つようになり、お互いに言葉を発するたびに「カチン」とくるように。

そんな毎日が数年続きました。一時は離婚の話が持ち上がるほどで、夜の生活もうまくいかず溝は広がるばかり。

そんなときに、妻が友人に相談。その友人のすすめでホルモン療法をしてみることになり、事態は一変します。
それまで悩んでいたホットフラッシュや身体のだるさが解消され、生き生きと暮らせるようになったのです。

妻の変化から、夫婦仲も徐々に改善され、元の二人に戻ることができました。

Cさん夫婦

更年期症状が引き起こす更年期離婚に注意

「幸せ」って何かなと、考えることがあります。

人によって「幸せ」の定義は違うでしょう。
ある人は、ゴージャスな生活をして悠々自適な生活を「幸せ」と呼ぶでしょうし、またある人は美味しいものを食べて、友人に囲まれてワイワイ楽しく遊んでいるときが幸せと感じるかもしれません。

私自信のことですが、つい先日「あら?もしかして私、今幸せかも?」と思ったことがありました。

特に何かが起こってわけでもなく、ただ淡々とした日常をおくっているだけです。

夫に「ねえ、今、幸せなんじゃないかな?」と尋ねると、「いやあ、俺も最近そう思ってる」という答え。

今、二人とも健康だし、猫も健康だし、何も大きな出来事が起こらず家族の皆が仲良く憂いない日々を毎日」淡々と過ごしています。

「普通の日常を過ごせること」。
これこそが私達の「幸せ」の定義なんじゃないかな?と気が付きました。

「幸せ」の定義

今、私達夫婦は静かで安定していて、毎日を普通に平和に何もいさかいなく過ごしています。
本当にありがたいです。

なぜこれを「ありがたい」と思えるのか。

「幸せ」と思えるのは、必ず相反する「不幸せ」があるからです。

今から10年前は、今とは考えられないほど私達夫婦の関係はよくありませんでした。

お互い何か言葉を発するとカチンとくる、刺々しくてお互いを槍でチクチクつつくような会話しかできませんでした。

何かを言うと「また文句か?」みたいな反応しか返ってこないので、普通の会話すらできない状態でした。

別に文句口調でもないのですが、何でも文句ととらえられてしまい哀しくなりました。
波風を立てているのは夫だと思っていましたが、夫もまた私が波風を立てていると主張。

おまけにその頃は仕事のことや、お互い両親の介護の問題があったり、病気をしたりなど様々な問題が降りかかってきていた時期でした。

ほんと、しんどかった。もうあんな毎日はこりごりです。

更年期に差し掛かっていたのかな?

更年期に差し掛かっていたのかな?

外部からのストレスも確かにありましたが、今、思い起こすと、

「あれって二人とも更年期に差し掛かっていたのかな?」と思います。

夫は49歳、私は44歳あたり。
そのころは女性がちょうど更年期症状が始まる時期です。
頭痛や冷えなど肉体的な症状もありましたが、精神的に不安で眠れないなど精神的なものもありました。

女性の症状

女性の更年期症状

女性の更年期症状で代表的な症状はこちらです。
ただし、人によって症状はいろいろなので、一例ですが・・・

精神面

無気力、不安感、不眠、イライラ、動悸、息切れ、うつ状態、不安感、疲労感など

身体面

多汗、肩こり、疲れやすい、頭痛、のぼせ、ほてり、発汗、腹痛、腰痛、めまいなど

男性の症状

男性の更年期障害

男性更年期障害は30歳代後半から70歳近くまで幅広い年齢で起こるそうなので、はっきりしませんが、夫は今に比べると精神的にも肉体的にも意味で不安定だったので、あの頃はやっぱり更年期だったのでは?と、思います。

ちなみに、男性の更年期障害の症状としては次のようなものがあります。

精神面

集中力や記憶力の低下、無気力、不安感、頭のもやもや感、イライラ感、うつ、疲労感など

身体面

精力低下、多汗、勃起障害・性機能低下、筋力低下、筋肉痛、ほてり、頭痛、めまい、耳鳴り、頻尿、肥満など

「プレ更年期」の乗り切り方
30歳代の後半~50歳の方で、閉経はしていないのに、身体や心の不調を感じることがありませんか?卵巣の働きが緩やかに低下してくる30歳代後半~閉経までの間は「プレ更年期世代」と呼ばれます。

更年期の夫婦のいさかいをどう乗り切ったか

で、私達夫婦がどう乗り切ったかというと・・・・。

 

特に何も努力はしませんでした!

 

ただただ、嵐が通り過ぎるのを待っていただけ。

 

でも落ち着くのに5年くらいはかかりましたかね?
そうですね、だいたいそのくらいだと思います。長かったです。
徐々にケンカごしじゃなく普通に話ができるようになりました。

もしかすると私達のようなケースで離婚にまで発展する夫婦はいるのかもしれません。

更年期離婚に発展することもあるみたい

更年期離婚に発展することもあるみたい

実際、一度は離婚の話をしたこともあります。

でも私は絶対に嫌だと断ったのです。

「ケンカ腰の会話」さえなくなればそれで良いと思っていました。

だいたい離婚して一人で生きるなんて怖くて怖くてしかたありませんでしたし。
それに別れてしまうことで、肉親のいない夫を一人にさせてしまうのが可哀そうだと思い、がんとして断りました。

夫はどう思ってたのか知りませんが、私は夫に対する愛情は変わらなかったのです。

BUT でも その話をしたのがきっかけでなんとなく、だんだんと雪が解けていった気がしています。

私達はなんとか乗り切りましたが、あるみたいですよ、更年期離婚。
なんか嫌ですねえ。

だって二人の精神状態を操っていたのは「女性ホルモンと男性ホルモン」かもしれないんですよ?

性ホルモンって、身体も感情も作用しますので、なんだか操られているみたいな気がします。
こんなホルモンみたいなもので操られて対人関係を壊すなんてばかばかしいなと思います、本当に。

「自分の更年期症状をパートナーが理解してくれない、いたわってくれない」と不満を抱く人もあるかもしれません。そう思うのもやっぱり更年期の精神不安から来ていることもあるのではないでしょうか?

更年期の精神不安

更年期症状を抑える方法はいくつもあります

私達夫婦もあのころ、あの二人の感情とすれ違いは、お互いの「女性ホルモンと男性ホルモンの仕業」だったんだと思うことができたなら、もっと楽だったかもしれません。

イライラ、抑うつ、衝動的な言動などをおさえられないという方は、男性も女性も更年期を疑ってみても良いかもしれません。

確実なのは医療機関です。
気になったときは相談してみると良いかと思います。

男性・・・「泌尿器科」「更年期外来」「心療内科」「精神科」など
女性・・・「女性外来」「婦人科」「更年期外来」「心療内科」「精神科」など

大げさにしたくない方や、ちょっと抵抗がある場合は、自分でサプリメントを買って、試しに使ってみるのもおすすめです。

 

<まとめ>

更年期は悩みを一人で抱え込まないでというお話をしました。
どんな悩みでもひとりで悩んでいると辛くなるだけです。
どうか相談する人を見つけてみてください。

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