結婚式準備:披露宴で「人任せ」にしていいもの・ダメなもの(余興・食事・BGM・お金など):余興を友人に「お任せ」したら大変なことに!

結婚式の準備とは、小さなものから大きなものまで「決断」の積み重ねです。
食事の内容から選曲、予算配分、友人にお願いする余興・出し物まで、すべて確認しながら決断していくと大変な作業量になります。
少しでも負担を軽くするコツは「お任せします」を上手に取り入れることです。
結婚式準備 人任せ
今回は
- 「確認が必要なもの」
- 「お任せしてもいいもの」
についてお話しします。
友人に余興をお願いするとき
結婚式の楽しみの一つに友人による余興・出し物があります。
会社の同僚がみんなで寸劇を披露してくれたり、カラオケを披露してくれたり、心がこもっている出し物はとてもうれしいものです。
出し物をお願いするときには、日にちに余裕をもってハッキリとお願いするようにしましょう。
出し物をお願いするときには「カラオケで一曲歌ってほしい」とお願いするだけでは確認作業が足りません。
例えば、カラオケで一曲お願いするときには、歌う人数と曲名を必ず確認しましょう。
結婚式でカラオケを歌うときには、前もって曲を用意するだけでなく、マイクの準備も必要です。
3人で歌うときにマイクが1本しかないと当日に大変なことになってしまいます。
また、必ず確認しておきたいことが曲名です。
結婚式場には、カラオケセットはありますが有料であることが多く、すべての曲が入っているわけではありません。
最近の歌やマイナーな曲の場合は、歌う本人にテープやCD、データの準備をお願いする必要もあります。
カラオケを結婚式に取り入れるときには、必ず歌詞の内容も確認しておきましょう。
英語の曲でよくあるトラブルが、歌う本人はよかれと思って選曲したけれど、歌詞の内容が「結婚式にふさわしくない内容であった」ということはよくあることです。
とくに「トレンディドラマに使われていた曲だから歌いたい」と思って歌ってみたら、1番の歌詞は問題なかったけれど、2番の歌詞になったらけしておめでたくなかったということもあります。
結婚式で歌やカラオケを歌うときには、題名だけでなく、しっかりと歌詞の内容まで確認しておくようにしましょう。
BGMの選曲は「お任せします」でもかまわない
結婚式を盛り上げるために役立つものはBGMです。
二人の思い出の曲や結婚式の定番の曲は、結婚式の思い出を曲と共に脳裏に焼き付けます。
しかし、BGMはすべて二人で選曲する必要はありません。
結婚式は長丁場です。
数時間分のBGMをすべて選んでいては、BGMの準備だけで莫大な時間がかかってしまうでしょう。
また、世の中にはたくさんのBGMがあります。
二人が知らない曲の中にも結婚式にふさわしい曲があるのです。
BGMは、結婚式の雰囲気の演出に役立ちます。
素人の二人が悩みながら選曲するよりも、結婚式の演出に慣れたプロの方が場面に合った曲を選ぶことができるのではないでしょうか。
音楽に詳しくない人は「BGMはお任せします」と言ってもいいでしょう。
もしも、好きな曲が一つでもあれば、1曲だけリクエストしてもかまいません。
結婚式で初めて聞いた曲が思い出の曲になり、一番好きな曲になる人も意外と多いのです。
食事のメニューは一つ一つ確認する!食物アレルギーも
結婚式の確認作業の中でも楽しみながらできることが食事のメニュー確認ではないでしょうか。
結婚式の食事のメニューは、決まったコースの中から選ぶだけで終わらせることもできますが、コースの中の一部分を変更することもできるのです。
結婚式場によっては、男女で前菜が異なることもあります。
しかし、好きな前菜を一つ選んで統一することもできるのです。
また、お肉はナイフとフォークで切りながら食べるように出されることが多いのですが、マナーを気にせずに楽しんでほしいと思うのならば、最初からカットして提供するようにお願いするといいでしょう。
食事のメニューは、献立の確認と思いがちですが、招待客の顔を思い浮かべながら「提供の仕方」まで確認しておくと、とても親切でしょう。
また、最近は食物アレルギーを持っている人も増えています。
結婚式の食事メニューでは、
エビやアワビやナッツなど、特定原材料およびそれに準ずるものが使われていることが多いのです。
招待客の中で食物アレルギーを持っている人がいるのかの確認は必須です。
食物アレルギーがある場合は、アレルゲンになる食材を確認して、間違いがないようにメニューを考える必要があります。
できれば、できあがったメニューで問題がないかを招待客本人にも確認してもらうようにしましょう。
食物アレルギーや命にかかわることについて「確認のやり過ぎ」はありません。
お金に関しては予算だけでなく「支払い方法」を確認する
確認事項の中でも大切なことは「お金」に関することです。
結婚式の打ち合わせは、小さな決断の積み重ねですが、小さな決断をするたびにお金が積み重ねっていくのです。
「お任せします」という言葉を使うときには、内容だけでなく予算配分もお任せしてしまっていることを意識しておきましょう。
結婚式に限らず、ほとんどの商売では「お任せします」と言ってくれる客は、店側にとってとても助かる客でしょう。
とくに結婚式などの冠婚葬祭関連の値段は、素人にはわかりづらい点が多く「わからないから任せれば安心」と思ってしまう人が多いのです。
しかし「任せる」という言葉は、任せる人によってはとんでもないことになってしまう可能性もあります。
「わからない」ときには、わかる範囲はできるだけ自分で決めて、希望は伝えておくことが大切です。
結婚式の準備で上手にプロにお任せするコツは「予算」だけを伝えて、内容をお任せする方法です。
例えば、
花の種類に詳しくない人が花束一つ一つの内容を決めていくことは大変な作業です。
そういうときには「一つ5000円くらいの予算で花束を作ってください。色はピンク系がいいです。」とお任せすればいいのです。
お金の話をすると恥ずかしいと思いがちですが、
ウェディングプランナーとしては、はっきりと予算を言ってくれた方が内容が決めやすくなります。
結婚式は「結婚式」というひとつのイベントですが、意外と細かなパーツに分かれています。
例えば、
ウェディングドレスは衣装を担当する会社が担当し、ウェディングケーキは洋菓子店が担当するようにいくつもの会社が入り込んでいるのです。
そして、会社が違うということは「支払いのタイミング」も変わってくるのです。
結婚式本体の支払いは、結婚式終了後すぐに支払うことが一般的かもしれません。
しかし、引き出物のについては、もっと前に振込を完了しておく必要があることも多いのです。
「どれにいくらお金がかかっているのか」を確認するとともに、「いつ支払うのか」も合わせて確認し、カレンダーで支払日の確認ができるようにしておくといいでしょう。
支払いには、カードが使えることもありますが、結婚式の出費金額はいつもの買い物とは額が大きく違います。
自分のカード限度額内で支払いができるのかも確認しておく必要があります。
≪まとめ≫
結婚式の打ち合わせを進めていくと、何にどのような決断をしたのかがわからなくなってくることがあります。
好きなものばかりを選んでいたら、予算オーバーになっている人も多いのです。
ひとつひとつ自分で決めていくことも楽しい方法ですが、友人や親族の結婚式の中で気に入ったものがあれば、それをもとにして、必要な箇所だけ変更する方法をとると効率的に打ち合わせを進めることができます。